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今日のみなちゃん

1月7日  2歳9ヶ月

今日で2歳9ヶ月になりました

うちは未熟児で生まれたため
定期検診がしょっちゅうあり
いつも体重のことはうるさく言われていました
母乳で育てたかったのですが
やむなくミルクと混合で育てていました

そんな時、乳房に大きなしこりができて大変なことになってしまったのです
病院に行ってもしこりはとれず、断乳をすすめられてしまいました
しかし断乳しようにもやり方がわかりません
氷で冷やして搾乳をするようにとは聞きましたが
パンパンに張ったおっぱいは痛すぎて搾乳もできない状態。。。

友人に相談したら母乳マッサージをやってくれる助産師さんを
紹介してくれたので、電話をして行ってみました
保険はきかず料金は高いのですが、この痛みにはかえられません

さすが助産師さん
あざやかな手技でカチカチに固まったおっぱいを
ふわふわにしてくださいました
しかも私は断乳しようと思っていたのに
「おっぱいはこれからたくさん出るようになりますので
3時間あけずにどんどんあげてくださいね」
と言われたのです

この時子供はまだ4ヶ月
この時期に断乳するのは母親にも子供にもよくないと言われました
それは充分承知の上できたつもりだったのですが・・・
先生の気迫に押され、私は断乳をあきらめてしまいました

かくして苦しくせつない(?)おっぱいライフが始まることになったのです

先生の指示は

1.授乳時間は3時間あけない
2.夜間もきちんと起きて授乳すること(子供は寝ながら吸ってました、笑)
3.肉・乳製品・甘いもの・カフェイン入りの飲み物・動物性油脂・刺激物・酒
 青魚・刺身・・・・・一切禁止


これを聞いたうちの夫をはじめ母達も
「何それ!? 」と先生の指示に不信感丸出しでした

私も当初は辛かったです
昼間はともかく慣れない夜間授乳で夜も寝られず、不眠症にもなりました
これくらい大丈夫かな~っと菓子パン食べたりバナナを食べたりしただけでも
おっぱいがカチカチに固まるのです、それがすごい痛みなんです
そんな時は電話して先生にところによく駆け込んでいました
急患は日曜・祭日でもOKだったので助かりました

半年くらいはこんなことを繰返して大変だったのですが
段々自分のおっぱいのバイオリズムがつかめてくるようになると
酷くなって駆け込むことがなくなりました
だけど月に1、2回は定期検診の意味でマッサージを受けていました
マッサージした直後のおっぱいはすごく美味しいみたいで
みなちゃんもごくごく飲んでくれていました^^

授乳中なぜ油脂・乳製品を控えた方が良いかというと
おっぱいは「血液」でできているので
血液中に油脂が固まってしまうとおっぱいがまずくなるらしいのです・・・
甘いものもしかり

おっぱいがまずい
   ↓
子供が飲んでくれない
   ↓
おっぱいがカチカチになって痛む(または乳腺炎になる)
   ↓
おっぱいが出なくなる


厳しい食事制限を指示されるのは以上のことが理由なのです
私も最初自分のをなめさせられましたが、確かに激マズでした(笑)

もちろん禁止されている食べ物もおっぱいの調子がいい時に限り
少量なら摂取してもかまわないと言われましたが
私はまた駆け込む方がめんどうだったので
怖くて手がだせませんでした、小心者なんです(笑)

主食は毎回ご飯
納豆・白身の魚・具沢山のお味噌汁をおかずにし
おやつにはおにぎり・さつまいもを食べ
甘いのが欲しくなった時は林檎をかじってしのいできました
今ではとうていできない生活です(笑)
信じられない話だけど
こんな粗食をしていてもおっぱいはちゃんと出てるから不思議ですよね

断乳は子平成16年の秋
子供が歩けるようになってからにしましょうと言われていたので
みなちゃんが1才6ヶ月の時にやりました
断乳は子供にとって初めて体験する「我慢」だといいます
おっぱい大好きなみなちゃんだったから最後まで心配だったのですが
その引き際は見事なものでした

断乳する数日前から
「おっぱいもうすぐバイバイするからね」
「おっぱいバイバイするけどみなちゃんはこれからは美味しいものが
いっぱい食べられるようになるからね」
「おっぱいバイバイするのはみなちゃんが大きくなるためなんだよ」
。。。。と言い聞かせていました
そして「おっぱいはなくなるけど、ママはみなちゃんのことずっと大好きだよ」とも・・・
みなちゃんは理解してるのかしてないのかわかりませんでしたが。。。

断乳当日、いつものようにおっぱいをせがんでくるみなちゃんに
「おっぱいはもうないんだよ」と言いました
イヤイヤと首を横に振るみなちゃん
「ほら、ママのおっぱいこんなになっちゃった」
とシャツをめくっておっぱいを見せました

おっぱいにマジックで描かれた「へのへのもへじ」の絵を見たみなちゃんは
ニッコリ笑ってまくったシャツを元に戻してくれました
そして何もなかったのように遊び続けていたのです

それでも食事の後になると今までの習慣で
おっぱいをもらいに胸元に近寄ってきましたが
また同じように「おっぱいなくなったよ」とシャツをめくって見せると
黙って立ち去っていきました

そのうち全く「おっぱい」と言わないようになり
時々思い出したかのように触りにはくるものの
泣いてダダをこねるようなことはしませんでした

おっぱい大好きで、いつもおっぱいおっぱいと嬉しそうに飲んでいた
みなちゃんには思いもよらなかったあっけない幕切れでした
女の子の方があっさりバイバイできる。。。と誰かが言ってたけど
本当だったんだな~と実感していたのですが

2週間くらいたった真夜中のこと
ものすごい大声でみなちゃんが突然泣き出したのです
抱っこしてもおんぶしてもだめ
お茶をあげたり、食べ物を与えたりもしましたが
一向に泣き止まず、ますます酷くなるばかりでした

「みなちゃん、どうしたの? 怖い夢でも見たの?」とたずねてみたら
「ぱいぱい、ぱいぱい(おっぱい)」
と言うではありませんか
「みなちゃん・・・ おっぱいはもうなくなったんだよ・・・」と言っても
「ぱいぱい~ ぱいぱい~~」
と泣きつづけます

この時はじめてみなちゃんの本心がわかりました
あっさりバイバイしたかのように見えたけれど
それはこの子なりの気遣いだったんだ・・・
あまりにも我慢しすぎて涙がとまらなくなちゃんたんだ・・・・と

抱っこして子守唄を歌っているうちに
泣き疲れて眠ってしまったように記憶しています

断乳は母と子の闘い。。。。
本当にそう思いました
お互い悲しい思いをしたけど、やってよかった

一年半という長いような短いような授乳期間
食事制限が辛くて投げ出したくなる時もあったけど
本当に母乳をあきらめないで良かったと思いました
そんな私のおっぱいライフを支えて下さった
桶○式の先生には今でも感謝の気持ちでいっぱいです
そして何より私の理解者だった夫
夫の理解と支えがなければ、ここまで続けることはできなかった事でしょう
1月7日  2歳9ヶ月_c0066251_8563959.jpg

赤ちゃんだったみなちゃんも
今では一人前の口を聞く(?)生意気な2歳児になっています
新年になって2歳9ヶ月を迎えた今
ますます生意気で可愛いやんちゃぶりを発揮させているところです^^
by minamama3 | 2006-01-08 08:49 | 発育・成長
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by minamama3
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